Open on 25th November 2019
Artas Gallery
Funidea inc. 205 Chowa Blds., 4-8 Tenya-machi, Hakata-ku, Fukuoka
株式会社FUNIDEA Artas Gallery 福岡県福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
「思考する」ことをテーマに、画一的な日本社会に迎合した生活の中では触れる機会のない、
独自の感性を表現している作家を中心に紹介し、自身で思考し世界を広げることの大切さを伝える現代アートギャラリー。
福岡のアート情報WEBメディア「プラスフクオカ」代表の村上博史により2019年開廊。
ギャラリー名となっている「ARTAS(アルタス)」は、「art」と「as」を合わせた造語で、
「Art as」― アートが表現していることは何か。何の為のアートなのか。アートとは何か。
「思考する」という事こそアートの意義であると、
作家・作品を通して人々が思考するきっかけになればと考えております。
Artas Gallery 代表 / 村上 博史
Open on 25th November 2019
Artas Gallery
205 Chowa Blds., 4-8 Tenya-machi, Hakata-ku, Fukuoka
福岡のアート情報を紹介しているWEBメディア「プラスフクオカ」代表の村上博史により2019年福岡に開廊。「思考する」ことをテーマに、画一的な日本社会に迎合した生活の中では触れる機会のない、独自の感性を表現している作家を中心に紹介し、自身で思考し世界を広げることの大切さを伝える。
ギャラリー名となっている「ARTAS(アルタス)」は、「art」と「as」を合わせた造語で、
「Art as」― アートが表現していることは何か。何の為のアートなのか。アートとは何か。
「思考する」という事こそアートの意義であると、作家・作品を通して人々が思考するきっかけになればと考えております。
Artas Gallery 代表
村上 博史
当ギャラリーの関係者を装って、SNSへの連絡やメールによる勧誘などを行う事例が報告されておりますのでご注意ください。
少しでも不審に思われたら、無視するか当ギャラリーへお気軽にお問合わせください。
TEL : 092-287-5599
当ギャラリー関係者を装う「名乗り」
・当ギャラリーの代表の親類の知り合いや関係者など
・当ギャラリーアートディレクターの関係者など(※当ギャラリーのスタッフは代表以外は福岡出身では無い為、親類縁者関係者は福岡にはおりません。)
・株式会社FUNIDEAの関係会社 など
主な内容
・ウェブサイトやSNSを通して、作品を見て素晴らしいと思ったので直接お会いして作品をみせて欲しいという連絡がくる。(女性のアーティストの方が多いです)
(注)当ギャラリーは身分を証明出来るオフィシャルのアカウント(ギャラリー公式アカウントや、代表の村上又は峰松のみ)からしかご連絡致しません。
(注)当ギャラリーの業務関係者がアーティストさんに直接ご連絡をする事はありません。
・当ギャラリーのウェブサイトやSNSで作品をみて気になったので、直接作品を見せて欲しいという連絡がくる。
(注)当ギャラリーが直接携わっている企画(ウェブサイト、SNS含む)への連絡窓口は当ギャラリーとなっております。第三者がギャラリーを介さないご連絡をする事はありません。
EXHIBITION
EXHIBITION
サトウナツキ個展 ” 楽園より “
2024.11.09 Sat. – 11.25 Mon.
open 13:00 – 19:00
close Tuesday , Wednesday
観覧無料
Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
A.A.F.S.24 – Artas Art Fair Selection 24
毎年9月に福岡では「FaN Week」「Art Fair Asia Fukuoka」が開催され、福岡の街中でも様々なアートイベントが催され、福岡・九州の今のアートシーンを世界に発信しています。一年間で一番、福岡の地が現代アートで盛り上がるこの時期、福岡を訪れる多くのアートファンの皆さまに “ A.A.F.S.24 – Artas Art Fair Selection 24 ” と題して、いまArtas Galleryが特にオススメしたいアーティスト「井上舜太」「岡田竜介」「独楽子」「斉木駿介」「やまなかともろう」「yakkii」の6名をご紹介いたします。
井上は、「継続すること」に興味を持ち、日々続いていく日常の中で観測した世界を、緻密な線と独自の世界観で描き出します。
岡田は、「寛容」をテーマに、世の中に溢れる不寛容に対して、漫画や絵画表現を通して、自分自身や他を受け入れることの大切さを伝えています。
独楽子は、「いつもどこかに帰りたい」をテーマに、多様な人間の心と画一化していく社会との隔たりを表現した箱庭の世界を描きます。
斉木は、日々立ち現れては更新される世界に興味を持ち、世界を構成する身の周りに溢れる情報を解体・再構築し作品として描き出すことで、世界の「記録」を試みています。
やまなかは、「麗髪」シリーズを通して、侘び寂びに代表される日本特有のミニマリズム的精神、その精神性から現れる “ 美しさ “ を一貫したテーマとして描き出します。
yakkiiは、一つの作風に固執せず、様々な媒体で表現することで「思考を問いかける」ことをテーマとしています。
それぞれが独自の世界観を持ち、世界を観測し、作品(表現)として世界の有り様について問いかけています。それぞれの作品を通して、私たちが日々感じている ” 世界 ” の多様な有り様に、思考を巡らせて頂けましたら幸いです。
Artas Galleryがいまオススメするアーティストたちの表現をぜひご高覧ください。
2024.09.20 Fri. – 10.07 Mon.
open 13:00 – 19:00
close Tuesday , Wednesday
観覧無料
Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
ふみと個展 ” 太陽のように笑う “
この度Artas Galleryは、ふみとによる個展 “ 太陽のように笑う “ を開催いたします。
Artas Gallery代表の村上は、現代アートは作家の思想・哲学を表現したものであり「漫画・アニメ・ゲーム」等のサブカルチャーと呼ばれる作品の中にも、作家の思想や哲学を表現した現代アートとして素晴らしい作品があると常々訴えてきました。特に漫画に関しては「漫福ラジオ」等で漫画の魅力を発信していく活動も行っており、今後はサブカルチャーを現代アートとして評価し発信していく活動を今まで以上に推進して参ります。そこで今回は、福岡の漫画家・イラストレーターとしても活躍されている ” ふみと ” にスポットを当て、ご紹介いたします。
ふみとは、人が他人に見せない ” 隠された感情 ” に興味を持っている作家です。
ふみとは自身の表現として、シンプルな線を主体とした漫画やイラストレーション技法により、一見すると可愛らしく優しそうなキャラクターを用いて、複雑な感情、特に負の感情から見えてくる ” 影 ” を露わにします。それは普段、社会の一員として周りと協調し社会人を演じ、世界の中での存在価値を他者に認めてもらおうと足掻くことによって浮き彫りとなる自分自身という孤独な形であり、しかしてそれこそが自分だけが認める ” 自分の世界 ” なのかもしれません。
本展では、ふみとの表現を通じて、他者の価値観に依存した社会ではなく、清濁併せ持った自身が認める自分の世界というものを改めて意識してみて頂けましたら幸いです。また、本展では、漫画という技法が持つ「作家の伝えたいことを鑑賞者にわかりやすく伝える」等の、漫画表現がもつ魅力も併せて感じて頂けましたら幸いです。
2024.08.16 Fri. – 09.02 Mon.
open 13:00 – 19:00
close Tuesday , Wednesday
観覧無料
Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
ATSUSHI MURAKAMI SOLO EXHIBITION
” RUST | SIDE:A / SIDE:B “
この度Artas Galleryは、村上淳志による個展「RUST」をart space tetraとの2会場にて共同開催いたします。
Artas Galleryでは今までにも、博多阪急での個展や幾度かのグループ展にて村上を紹介してきました。初めて参加頂いた展覧会当時は九州産業大学に在学中の学生であり、ステートメントを文章としてまとめることも難航していましたが、それは言葉や文章として伝えきれない「人の内面」から発せられる「本質」を表現しようとしていたからだと思います。
以前は友人など身近な人の「個(identity)」から人の本質を掴み取ろうと模索していましたが、今回の個展では、もっと大きな「集合(gether)」から溢れ出す本質が描き出されています。
本展はart space tetraとの2会場にて展示を行っており、Artas Galleryでは過去作も一部含めた構成にて展示を行っています。過去作から現在に繋がる表現の変遷をご観覧頂くことで、終始一貫している「本質」を掴み取ろうとする村上の模索が伝わってきます。
人の本質に一定の決まった形はなく、それは時に水にも例えられます。水は雨の水滴のように小さな一粒(個)もあれば、多くの水が集まれば激流(集合)となり途方もない力となることもあります。しかし水は水、形は変われども「本質」が変わることはありません。
激変する世界の中で、自分を見失いそうになることもあるかもしれません。そんなときは「Be Water」水のように臨機応変に。貴方にとっての「本質」とは何かを思考して頂けましたら幸いです。
Artas Gallery
村上 博史
2024.06.21 Fri. – 07.08 Mon.
open 13:00 – 19:00
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観覧無料
Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
名もなき実昌企画 「 おばけのぬののうら 」
この度Artas Galleryは、名もなき実昌 企画 ” おばけのぬののうら ”を開催いたします。
Artas Galleryでは、作品制作以外のアート活動にも精力的に挑戦している作家をリスペクトしています。昨年12月には、九州産業大学の現役生でもあった 笹野ゆたか 氏に、キュレーターへの挑戦を後押しする機会として開催いたしました。2021年から始まった本企画の第四弾として、現在アーティストカフェフクオカでも、布施琳太郎 氏との共同キュレーションにて展覧会を開催中の 名もなき実昌 氏に注目し、企画展「おばけのぬののうら」を開催することとなりました。
名もなき実昌 氏は、2013年よりTwitter(現X)にて活動を開始し、インターネットに流れ漂う情報や画像の断片、そこに立ち現れる人格や集合意識などをモチーフに、実存するようでしないような、それでいて存在を感じるような、一種の「幽霊的」なモノを表現しています。
SNSで現実の自分とは違うもう一人の自分が存在するかのように振舞う人は多くいると思います。AR(拡張現実)やVR(仮想現実)の技術が当たり前となった現代において、自分の身体(身体性)というものはどこに存在するのでしょうか。
今回の企画展では、今では当たり前のように身近に感じる、キャラクターという「非実在な存在」に対して興味を持ち「実存」について表現を行っている3人の作家「名もなき実昌」「うしお鶏」「米澤柊」を招致いたしました。
メタバースやマルチバースといった概念が一般化する現代において、本展を通して、改めて存在のあり処について思考を巡らせてください。
Artas Gallery 村上
少し前の話ですが、ポケモンGOというゲームが話題になり、AR(拡張現実)と呼ばれる技術が広く知られるようになりました。今もこのゲームを遊んでいる方はいるかもしれませんが、このゲームは現実の空間にポケモン(キャラクター)を表示することができ、実際に捕獲するためには自らの身体を移動させる必要がありました。画面を通して表示されるキャラクターはもちろん現実世界で捉えることはできません。まさに画像の中に現れる幽霊のようです。プレイヤーはひたすら現実と非現実の空間で幽霊を探し続ける必要があるのです。
現実には存在しないのですが、なぜか頭から離れず執拗に回帰し、結果として現実に影響を与えてしまう「非実在」の存在をある人物が「幽霊」と称していました。ポケモンに限らず、現代を生きる身体はすでに非実在の存在と関係を結んでしまっています。それはSNSやVR、ARなどの技術であったり、キャラクター的な人格を通したコミュニケーションだったりするでしょう。
さて、本展はそういった逃れえない幽霊と身体の接続について、キャラクター(幽霊・おばけ)と身体(皮膚)をキーワードとして捉え直してみたいと思います。
名もなき実昌
/ 参加作家
名もなき実昌
うしお鶏
米澤柊
2024.05.24 Fri. – 06.10 Mon.
open 13:00 – 19:00
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観覧無料
Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
A.G.A.S.2024
Artas Golden Artists selection 2024
ArtasGalleryは、今年学生を卒業し新社会人としてデビューする者の中から、ArtasGalleryが特に注目する新人アーティストを選抜しご紹介する展覧会 “ Artas Golden Artists Selection ”を昨年2023年に初開催いたしました。
この企画は、今後の活躍が期待される金の卵をより多くの方に知ってもらう為に、大型連休として多くの方が福岡を訪れる時期でもあるGoldenWeekに展覧会を開催いたします。またこの企画はArtasGalleryの春の恒例企画として、今後も毎年継続開催する予定です。
黄金色の活躍を期待される若手作家たちの表現を、ぜひご高覧ください。
/ 参加作家(instagram)
笹野ゆたか @basho_place
田中綾 @ayat0n0
真崎茜 @masaki_akane
水本了 @ryo_mizumoto
渡邊千尋 @_chihi99ro2019_
川角和也 @art_17_kk
なにぬねかえる @nnnnkaeru
なぎUMA @ngi_uma
福山新 @arata_fukuyama
Grass @grass668
2024.04.27 Sat. – 05.20 Mon.
open 13:00 – 19:00
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Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
弥那 個展 ” 存在証明 “
この度Artas Galleryは、弥那による個展「存在証明」を開催いたします。
弥那は、女の子を描きます。水彩やアクリルを用いて描かれる画風により、描かれた女の子はとても柔らかい印象で愛くるしく感じ、一見すると、多くの人が想像する、か弱く守ってあげたくなるような ” かわいい “ 少女像を描いているかのように感じます。
弥那の描き出す女の子は常に目を閉じています。人物(キャラクター)を描く際に、目は最も特徴的に感じられる要素の一つであり「目に命が宿る」とさえ言われることもあります。弥那はその目をあえて描きません。「目を描くとどこかで見た”誰かの目”になっている気がする」と弥那は話します。
「目は命」とも言われるキャラクター絵画であえて目を描かない弥那のスタイルは、「見る」ことで憧れ、どこかの誰かになろうとする姿ではなく、目を閉じることで見えてくる「自分自身」に向き合い「自個」という存在を自分で認めることの大切さを伝えてくれているのかもしれません。そんな弥那の描き出す女の子は、かわいく守ってあげたくなる少女像ではなく、自己価値を自認し力強く前に進む、凛と芯の通った女性像を感じさせてくれます。
本展では弥那の作品から、昨今 “ Kawaii ” アートと呼ばれることもあるイラストレーションやキャラクター絵画として受け取られる表現の中にある、Kawaii ”だけ” ではない、作家の「自個」表現を知って頂き、作家が自らの作品に込めた「存在証明」を感じていただけましたら幸いです。
2024.3.28 Thu – 4.15 Mon
open 13:00 – 19:00
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Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
笹野ゆたか 林美紅 二人展
” オール・ユー・ニード・イズ・ラブ “
Artas Galleryでは、作品制作以外のアート活動にも精力的に挑戦している作家をリスペクトし、挑戦の機会を手助けしています。2021年は 浦川大志 氏、2022年は 斉木駿介 氏にキュレーション頂き、企画展を開催いたしました。
本企画第3弾としてご紹介するのは、現役の大学生であり、来年卒業を控え、今後はアーティストとしてアート業界での活躍を期待される 笹野ゆたか さんに、アーティスト以外のアート活動として、キュレーションへの挑戦を後押しする為に、企画いたしました。
デジタルネイティブ世代として、インターネットでの交流が当たり前の日常の中で生活してきたZ世代。2020年、コロナウイルスによるパンデミックが発生し、新入学した大学ではオンライン授業が当たり前となるなど、オンラインの中だけのコミュニケーションが日常となってしまった彼女たちにとって、肉体を持ち、現実の世界に生きる「自己」という存在に対しての感覚は、それ以前の世代の感覚とは大きな隔たりがあるのかもしれません。
現実の肉体から解き放たれキャラクターとしての外装をまとって活動するVtuberや、生成AIにより現実と見紛う程の画像・映像が作られ、何がリアルかも判らなくなりつつある今日に、現実に肉体という物体をもって存在する自己について、Z世代の彼女たちはどのように認識し、世界に存在しているのでしょうか。
IDでしか認識されない世界において、自己と他者との境界が曖昧になりつつある中で、世界とのコミュニケーションの中に確かに存在する「自己」という付箋。彼女たちの表現を通して「個」とは何か、改めて、自分という存在について思考を巡らせてください。
2023.12.7 Thu – 12.18 Mon
open 13:00 – 19:00
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観覧無料
Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
Shunsuke Saiki Solo Exhibition ” Skip chapter “
この度Artas Galleryは、斉木駿介による個展「Skip chapter」を開催いたします。
私たちは日々多くの情報に触れて過ごしています。
旧来からのTV・雑誌は華美な見出しで情報を掻き立て、YoutubeやSNSに代表されるインターネットでは世界情勢からご近所のニュースまで、多種多様な情報が365日24時間発信され続けています。
そんな過剰とも言える情報の海の中にいる私たちは、新鮮な空気を吸い込もうとしても、情報という水に溺れてしまい、前後不覚の状態になってしまっているようにも思えます。
斉木は、現実やネットに溢れる情報を日々観測し、記号として解体、再構築することで、「いま(現代)」を描き出します。
それは、日々膨大に流れ、過ぎ去り、消えていく情報という事象を、観測・記録する行為でもあり、敢えて「絵画」という形で描き出すのは、絵画の持つ永遠性と、自らの手で描き出すという行為によってこそ、私たちが日々感じている「いま」を現す質感・空気感・肌感を記録出来ると信じているからかもしれません。
この数年、AIの発展と共にフェイクニュースと呼ばれる偽情報の問題も多く問われるようになり、情報の信憑性について、今まで以上に情報を受取る側の資質も問われるようになってきました。
しかし、そのような多くの偽情報が蔓延している現代という時代性も含めて私たちの生きる「いま」なのだと思います。
本展では、斉木の作品を通して、私たちを取り巻く世界とは、時代とは、私たちの感じている「いま(現代)」とは何かについて、思考を巡らせて頂けましたら幸いです。
2023.11.9 Thu – 11.27 Mon
open 13:00 – 19:00
close Tuesday , Wednesday
観覧無料
Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
やまなかともろう個展 ” えにし “
この度Artas Galleryは、やまなかともろうによる個展「えにし」を開催いたします。
毎年9月に福岡では「Art Fair Asia Fukuoka」が開催され、昨年より福岡市は「Fukuoka art Next」と題し、福岡を現代アートで盛り上げることを標榜し「FaN Week」を主催するなど、この時期は福岡市が現代アートで彩られています。AFAFやFaNでも標榜されているアジアに対しての意識において、Artas Galleryがいまアジアに対して発信したい日本人作家として「やまなかともろう」に注目いたしました。
やまなかは、2つのスタイルを使い分けて表現活動をしています。
ひとつは、仏教的な神仏や人の精神的な強さをオリエンタルなタッチで表現する「BUDH(:芽生え)」シリーズ。もうひとつは、しなやかで上品な女性像を日本人的なミニマリズムで追求した「麗髪(うるかみ)」シリーズ。共に、一貫して精神の美しさをテーマに表現しています。
今回は「麗髪」シリーズより「縁」をテーマとして制作された作品を展示いたします。
本展では、やまなかの作品を通して、私たち日本人の心という土壌で育まれ、「侘び寂び」や「おもてなし」に代表される日本独自の文化として成熟させてきた日本人の精神性に注目し、アジアひいては世界へと発信する私たちが誇る文化とは何か、その一端を感じていただけましたら幸いです。
2023.9.21 Thu – 10.9 Mon
open 13:00 – 19:00
close Tuesday , Wednesday
観覧無料
Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
Nanana Solo Exhibition ” Complementary world “
この度ArtasGalleryは、ナナナによる個展「Complementary world」を開催いたします。
昨今、ルッキズムという言葉が問われるようになり、見た目に限らず、人種、性別、障害等の諸問題と絡んで、外見に対しての美醜を軸に多くの問題が語られる機会が増えています。
アートや「美」術の世界で常々語られる「美」という概念において、その基準は様々で、時代とともに変化するものでもあり、一時代を切り取っても万人にとっての確定的な「美」というものは無いのかもしれません。また、アートの世界で語られる「美」は単純的な「美しさ」という定義だけではなく、興味、関心、思想、問題提起など、様々な感情や考えが入り混じり発せられた表現であり、私たちアートに関わるものは、その「多様な美」をお伝えしているにすぎないと私は考えています。
ナナナは作品の中で「傷」を描きます。それは描かれている存在が生きている証でもあり、傷つきながらも今を必死に生きている者の力強さや美しさ、傷をそのままに表現することで傷そのものに対するネガティブなイメージさえも払拭し、全ての存在への尊敬と愛を表現しています。
本展では、ナナナの作品を通して美醜という独善的で一方的な概念から解き放たれ、この世の全ての存在への「リスペクト」の気持ちを持って、世界へ目を向けて頂けましたら幸いです。
2023.8.17 Thu – 9.4 Mon
open 13:00 – 19:00
close Tuesday , Wednesday
観覧無料
Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
井上舜太個展 “ 雲中模索 “
Shunta Inoue Solo Exhibition ” Un chumosaku “
この度ArtasGalleryは、井上舜太による個展「雲中模索 – Un chumosaku」を開催いたします。
井上は、自分自身を知覚する行為として、一種の自動書記にも近い制作手法で様々な事柄を描き出します。幼少期から慣れ親しんだ漫画やアニメーションなどを源流とした描画表現を用い、身近にあるペンを使用し画面内に所狭しと描き出された細密な世界は、情報の溢れる世界を知覚し取り込み、自分自身との対話の中で自分の感じた世界の姿を映しとり、再構築する行為なのかもしれません。
井上は昨年九州産業大学を卒業後、現代美術家として活動を開始いたしました。その後、ArtasGalleryを始め、百貨店やギャラリー等での個展やグループ展に参加し、ライブペインティングイベントも積極的に開催する等、常に新しい経験と表現を模索して来ました。
井上曰く「最近は、雲の中で先が見えない道を進んでいる気持ちになる。それでも上を目指して進んでいっている感覚を感じながら描いている」と話します。
本展では、大学卒業後のこの一年間、先が見通せない雲に包まれた意識の中でも常に向上心を持ち、ただひたすら描き、進み続けている井上の表現を通して、コロナ禍により混乱が続く先の見通せない社会の中でも、自分の信じた道を進むことで生み出される表現の力強さを感じて頂けましたら幸いです。
2023.6.8 thu – 6.26 mon
open 13:00 – 19:00
close Tuesday , Wednesday
観覧無料
Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
A.G.A.S.2023
– Artas Golden Artists Selection 2023 –
この度ArtasGalleryは、ArtasGalleryが注目し、今後の活躍を期待する若手作家達を知ってもらう機会を設けたいとの思いから、大型連休として多くの方が福岡を訪れる時期であるGWに展覧会を開催することといたしました。
またこの企画は今後毎年の恒例企画として、その年に新たに注目する新人作家を取り上げて参ります。
黄金色の活躍を期待される若手作家たちの表現を、ぜひご高覧ください。
2023.04.29 sat – 05.07 sun
open 11:00 – 19:00
close Monday Tuesday
観覧無料
Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
yakkii Solo Exhibition ” 変わるもの “
この度Artas Galleryでは、yakkiiによる個展「変わるもの」を開催いたします。
yakkiiは自身の表現を通して鑑賞者の認識を揺さぶります。
yakkiiの表現している作品は、アナログなのかデジタルなのか、見ているものは何なのか、認識するとは何なのか。鑑賞者に投げかけられた問いは、鑑賞者の今まで認識していた世界の輪郭を曖昧にし、今まで見えていなかった新しい世界を認識する為の気づきを与えてくれます。それはアナログやデジタルといった単純的な境界だけではない、多世界解釈や唯物論等、私たちの意識と世界との繋がりを揺さぶり、新たな世界に導いてくれます。
本展では、yakkiiの作品を通して、私たちの認識している世界とは何か。私たちは何を感じ、何を見ているのか。yakkiiの表現を通して知る新しい世界の輪郭を感じ、自分の見ている「世界」について、思考を巡らせて頂けましたら幸いです。
2023.03.29 wed – 04.16 sun
open 11:00 – 19:00
close Monday Tuesday
観覧無料
Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
福地英臣個展「我が身 果てても、愛は死なない、から、」
この度Artas Galleryでは、福地英臣による個展「我が身 果てても、愛は死なない、から、」を開催いたします。
昨今、漫画やアニメ・ゲーム等に代表される日本のサブカルチャーは今や世界的に認められる文化として多くの人々に愛され、影響を与え続けています。その様相はいまや”サブ”カルチャーとしてではなく研究対象の学問である”メイン”カルチャーとして認識されつつあると言っても過言ではありません。
福地英臣は美術家として作品制作を行う傍ら、日本経済大学 経営学部 経営学科 eスポーツ・アニメ産業コースの教授として、文化/美術史や制作実技について教鞭をとりながら日々研究も進めています。福地は、サブカルチャーやポップカルチャー等の文化史について、美術・芸術に属する美術史も絡めつつ、学究の徒として独自の研究・解釈を取り入れながら自己の表現へと昇華させた作品を描き出します。
福地の作品は、私たちを魅了し、今や世界中の人々が熱狂するに至った”ヲタク”文化について、福地独自の文化/美術史観的解釈から我々日本が誇る真の意味での”カルチャー”とは何かを問いかけているように思えます。
本展では、福地の作品を通して、サブカルチャーとは、若者文化とは、文化が生まれ、そして消えゆくとは何か。我々が愛して止まない様々な”カルチャー”について思いを巡らせて頂けましたら幸いです。
2023.01.18 wed – 02.05 sun
open 11:00 – 19:00
close Monday Tuesday
観覧無料
Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
独楽子初個展 「いつか額に収まる怪物」
この度Artas Galleryでは、独楽子による初個展「いつか額に収まる怪物」を開催いたします。
独楽子は、多様な人間の心に対して、心が帰る場所、本当に心の底から湧き上がってくる情動をモチーフに作品を描き出す作家です。虚構の箱庭世界を通して、現実世界と心が求める世界との差異を表現しています。それは一種、心理学の箱庭療法にも見られる内なるモノとの邂逅でもあり、多様性を許容し、それがたとえ怪物の様な自分自身であったとしても自分の帰る先は自分自身であることを優しく暗示しています。
本展では、独楽子の作品を通して、心の多様さや強さや弱さ、優しくも真に力強く目をそらさず心の在り様を見つめている独楽子の作品をご紹介いたします。
2022.11.02 wed – 11.20 sun
open 11:00 – 19:00
close Monday Tuesday
観覧無料
Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
KWAVE@ARTAS
今年福岡市では「Fukuoka Art Next」プロジェクトが開始され、現代アートで福岡を盛り上げようとする動きが加速しています。今秋、9月23日〜10月10日は、福岡市主催による「FaN Week」の開催や「ART FAIR ASIA FUKUOKA」がより大規模なイベントとして開催される等、福岡のアートシーンの今が世界へ向けて発信されています。この動きに共鳴し、私達Artas Galleryでは、世界へ向けて発信したい三名の若手作家をご紹介いたします。
一人目の作家「井上 舜太 / INOUE Shunta」は、自分自身を知覚する行為として、一種の自動書記にも近い制作手法で様々な事柄を描き出す。幼少期から慣れ親しんだ漫画やアニメーションなどを源流とした描画表現を用い、身近にあるボールペンを使用し画面内に所狭しと描き出された細密な世界は、情報の溢れる世界を知覚し取り込み、自分自身との対話の中で自分の感じた世界の姿を映しとり、再構築する行為なのかもしれない。
二人目の作家「齋藤 聖菜 / SAITO Kiyona」は、「少年少女」「廃墟」などをモチーフに、「生と死」「繁栄と衰退」「循環」といった普遍的なテーマを表現している。齋藤は佐賀市の生まれ。幼少期より街の様相が変化する様をつぶさに見てきた。成長し未来へ進んでいく少年少女と、使われなくなり朽ちていく廃墟。そこには生と死の循環があり、現代に生きる私たちそのものが在る様に感じる。齋藤は作品を通して、生とは、死とは、私たちの存在とは何かを、観るものに問いかける。
三人目の作家「村上 淳志 / MURAKAMI Atsushi」は、自身の中にあるクールと感じたイメージを「人物」を用いて描いている。人や人が作り出したモノ、社会とのコミュニケーションの中で感じた感情を「人」をモチーフに描くことで言葉にならないモノを表現しようとしている。最近はミクストメディアにも挑戦し、言葉にならないモノを伝える表現を日々模索している。
現在の福岡は日本のアートシーンの中でも注目されている地域になってきています。その中で現在そして未来のアートシーンを盛り上げていく九州の若手作家の力(Kyushu Wave)と共に、大きな”うねり”として世界に発信していきます。今回ご紹介した三名の作家とArtas Galleryの今後の活動にもぜひご注目ください。
Artas Gallery 村上 博史
2022.9.23 fri – 10.10 mon
open 11:00 – 19:00
close Monday Tuesday (10.10 open)
観覧無料
Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
漫画複製原稿
漫複-manpuku-展
漫画の魅力を福岡から発信している「漫福企画-manpuku project-」。
「漫福ラジオ」でMCを務める複製原稿コレクター 九番街 が自身の所持してる3500枚以上の中からArtas Gallery代表 村上博史 とともに、選びに選んだ漫画複製原稿「漫複-manpuku-展」を開催します。
誌面には決して映らない、ホワイトやべタムラ、青色鉛筆の指定や、枠外に描かれた落書き等々…作家の熱量やクセを見る事で、本当の姿を知れる資料としても楽しめる複製原稿。当時読んでいた漫画を思い出せ懐かしさ感じたり、額に飾ってアートとしても楽しめる等、複製原稿は様々な魅力をもっております。
一部デジタル作画の複製原稿も展示しており、アナログ作画と見比べることで格段に広がった表現の幅と同時に失ったものも感じ取って頂ければと思います。
漫福企画 -manpuku project-
2022.7.20 wed – 8.7 sun
[ArtasGallery]
Part1: 7.20-7.30 , Part2: 7.31-8.7
open 11:00 – 19:00 / close Monday Tuesday
観覧無料
2022.7.20 wed – 7.31 sun
[ブックバーひつじが]
open 17:00 – 26:00 / close 不定休
※要ワンドリンクオーダー
2022.7.20 wed – 8.7 sun
[MAGNOLIAN CAFE & BAR]
open 12:00 – 16:00 , 18:00 – 23:00 / close 日
※要ワンドリンクオーダー
2022.7.29 fri – 8.14 sun
[como es]
open 11:00 – 18:00 (土日 19:00) / close 不定休
※要ワンドリンクオーダー
Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
何かの跡地 -コレクションと記録と残香-
The site where something happened and was left behind.
この度、Artas Gallery にて「何かの跡地」を開催いたします。本展は当初、僕のコレクションを並べるだけの展覧会を想定していましたが、企画を構想していく中で、やはり自作と関連させた展覧会を企画したいと思い、自作+コレクション展という少しヘンテコな展覧会を企画することとなりました。美術館やギャラリーとはまた違ったコレクションに対しての眼差しを少しでも提示できれば幸いです。
また、この場を借りて、ギャラリー関係者並びに出品を許可いただいた作家の皆様に感謝申し上げます。
名もなき実昌
この度Artas Galleryでは、名もなき実昌 氏による企画展を行って頂くこととなりました。
今回の企画展では当初、氏の所蔵する美術作品によるコレクション展を計画しておりました。氏のコレクションは、美術家としての目線を通して、どのように作家・作品を考察し、収集し、自身のコレクションとしてまとめているのか。そこには作家でありアートコレクターでもある氏の審美眼と現代美術を担う者として、一個人の立場ながら美術館に引けを取らない美術史の編纂をも感じさせるコレクションが形成されています。
現代美術を身近にすることが謳われ、サラリーマンコレクターと呼ばれる方々が増えてきた昨今、改めて美術作品をコレクションするとは何なのかを考えていただける展示になるのではと考え、今回の企画展を計画いたしました。
更に、名もなき実昌 氏が提示した今回の企画展では、所謂既知のコレクション展示に留まらず、作家が同時代を生きる他作家の作品を収蔵することとは、お互いの作家性や作品の関連性等、相互に影響を受け合い、自身の作品をより昇華させ、作家や作品の強度を高めていくことも提示しています。
作家や表現された1つ1つの作品、関係する様々なモノ、美術に纏わる全てのモノが、私たちを知らなかった・見えていなかった世界の片鱗に気づかせてくれる。その一端を今回の展覧会にて感じて頂ければと思います。
Artas Gallery 村上 博史
2022.7.6 wed – 7.17 sun
open 11:00 – 19:00
close Monday Tuesday
Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
ARTAS COLLECTION
Artas Galleryではギャラリーで紹介した作家と作品に対してその価値があると判断し作品の販売を行っております。また作家へのサポートと今後の活躍への期待も込めギャラリーとして作品を買取、所蔵も行ってまいりました。
今回ギャラリーの所蔵する作品と、ギャラリー代表の所有する作品から選別し ” ARTAS COLLECTION “ として公開することといたしました。
所蔵する作品の一部ではありますが、作家の作品の中でもArtas Gallery代表が惚れ込んだ素晴らしい作品をぜひご高覧頂けましたら幸いです。
Part1 . 2022.6.1 wed – 6.5 sun
Part2 . 2022.6.7 wed – 6.12 sun
open 11:00 – 19:00
close Monday Tuesday
Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
斉木駿介企画展「メランコリック日常」
SAIKI Shunsuke Curation – Exhibition Everyday Melancholic
2020年、世界は新型コロナウイルスによるパンデミックで自由に移動したり会話をしたりリアルにコミュニケーションをとる事が困難な時代となりました。
予定されていた東京オリンピックは延期となりショッピングモールは閉鎖され、仕事は可能な限りリモートワークとなりました。
その結果、Twitter、Instagram、ZOOM、YouTube、Netflix、あつまれ どうぶつの森 などインターネットの世界に浸る時間が増加したように思います。
翌年、東京オリンピック開催の混乱を経て収束しかけたかに見えた場面で現れたオミクロン株。そして2022年、ロシアとウクライナの間では戦争が始まり、WHOがパンデミックを宣言して3年目を迎えました。
いつの間にか今日の感染者数をスマホでチェックし、マスクをして他者とソーシャルディスタンスをとって行動するこの生活が当たり前になりました。
人間は変化に順応し慣れていきます。
日常と非日常が混ざり合い日常という定義は変化していくのでしょう。
日常の定義が曖昧になっている現代に日常について改めて考えたいと思いました。
人間は忘れてしまう生き物です。
震災がすでにそうなりつつあるようにパンデミックや戦争もいずれ過去の記憶となっていくのでしょう。
後世には報道などであげられるような大きく異常な事態のみが強く残りがちですが、そこからとりこぼされる現在の日常の感覚も作品と展示空間に記録したいと思いました。
斉木 駿介
ごあいさつ
Artas Gallery では、作品制作以外のアート活動にも精力的に挑戦している作家をリスペクトしています。昨年は、アーティスト活動を行いながらキュレーターとしても活動する浦川大志 氏に注目し、浦川大志企画展「 線と_ 」を開催いたしました。
今回第二弾として、同じくアーティスト兼キュレーターとしても活躍している斉木駿介 氏に注目し、この度、企画展「メランコリック日常」を行って頂くこととなりました。
斉木氏は、私達が普段何気なく見ている日常の風景やメディアで取り上げられている情報等を記号として、解体・再構築し、作品として描き出すことで、情報化社会の膨大な情報の海に消えていってしまう「日常」を記録する作品を表現している作家です。
今回の企画展では「日常」をテーマに現代のアート業界で精力的に活躍する日本を代表する若手作家に多数ご参加頂きました。
コロナウイルスによるパンデミック、ロシアによるウクライナ侵攻、激動の時代とも言える歴史的な事柄に世界が震撼し、日々目まぐるしく変化する事態に半ば強制的に対応しなければならない世界で、私たちにとっての一番身近な日常(世界)とは一体どのようなものなのでしょうか。世界的な激動に翻弄されている現在だからこそ、改めて「日常」について考えてみる本企画に共感いたしました。
各作家の考える「日常」についての表現を通して、人類の歴史として記録される世界㲈日常ではない、私たち一人一人にとっての日常=世界とは何かを考えてみてください。
ぜひご高覧頂けましたら幸いです。
Artas Gallery 村上 博史
2022年4月23日(土) – 5月8日(日)
11:00 – 19:00
休廊 : 月曜日
観覧無料
Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
井上舜太 個展 - 知覚の近く
INOUE Syunta Solo Exhibition – Near Perception
知覚とは外界からの刺激を感覚として自覚し、刺激の種類を意味づけすることである(五感)。外界からの情報は五感を駆使して得られた確かな情報だが、自身のことを知る感覚機能は何なのか疑問に思った。
今回はそれを探るために絵を描くことにした。
自らの体を動かす根源は自身の内側にある何かであることは確かでそれをコピー機の要領で映し出せる方法として絵を描くことが最も適していると思い、この方法を採用した。
体の内側を表現するために外界に発信される前の光を浴びず色を帯びてない私の情報を忠実に再現するためにモノクロの画材を選んだ。
Perception is the awareness of stimuli from the outside world as sensations and making sense of the types of stimuli (the five senses).
Information from the outside world is solid information obtained through the five senses, but I wondered what the sensory function of knowing oneself is.
In order to explore this issue, we decided to draw a picture.
It is certain that the root of what moves one’s own body is something inside oneself, and drawing pictures is the best way to project this in the manner of a copying machine, so this method was adopted.
I chose black-and-white painting materials to faithfully reproduce my information, which was not exposed to light before it was transmitted to the outside world and was not colored in order to express the inside of my body.
Artist Bio:
井上 舜太
2022年九州産業大学卒業。
2022年3月30日(水) – 4月17日(日)
11:00 – 19:00
休廊 : 月・火
観覧無料
Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
張綺君 個展 - 私たちの知っているその場所は存在しないだろう
Sonia Cheung Solo Exhibition – The place we know shall not exist
一個人及び地球規模の出来事に影響を受けて、その個展はテーマとして移住、自由意思そして公共圏を取り上げます。これはそのアーティストの初めての個展であり、以前までの作品と、2020年から2021年という世界規模のパンデミックの時代にある最近の作品を融合しております。
Influenced by the personal and global events, the exhibition will engage themes of migration, free will, identity and public sphere. This will be the artist’s first solo exhibition, which combines previous work and recent works made between 2020 and 2021, a period of global pandemic.
Artist Bio:
張綺君 Sonia Cheung
1992年香港出身。香港と福岡を拠点に活動を行う。2016年、香港浸会大学視覚芸術院 (Academy of Visual Arts, Hong Kong Baptist University)卒業。映像とインスタレーションを媒体に、しばしば街を漂うように歩き、ありふれた動きや目立たない物体の繊細さに注視しそれらを心理的な体験へと変換させる。人間と都市空間の間のコミュニケーションや繋がりを通じて、孤立・記憶・変容に伴う破壊をテーマに制作を行う。
2022年1月29日(土) – 2月18日(金)
11:00 – 19:00
休廊 : 月・火
入場料無料
Opening reception 1/28 17:00 – 19:00
Artas Gallery
福岡市博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
“They where made up hundreds and hundreds of pure, shining crystals, like fragments of glass or spun sugar.”
参加作家
黒田 恵枝
内藤 清加
齋藤 聖菜
(順不同・敬称略)
2021年9月13日(月) – 9月26日(日)
11:00 – 19:00
休廊 : 月・火
入場料無料
Artas Gallery
812 – 0025
博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
妖 -ayakashi- 展
参加作家
よしなが こうたく
黒田 恵枝
齋藤 聖菜
山中 智郎
山本 哲平
峰松 宏徳
宮田 秀一
(順不同・敬称略)
2021年8月14日(土) – 9月5日(日)
11:00 – 19:00
休廊 : 月・火
入場料無料
Artas Gallery
812 – 0025
博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
ごあいさつ
この度Artas Galleryでは、夏のグループ企画展として「妖(あやかし)」に注目した展覧会を行うこととなりました。
「妖(あやかし)」とは、妖怪や怪異を指す言葉でもありますが、古来より日本では人間の力が及ばない天災や、理解を超える異常な現象を、神や妖怪の仕業として畏れ敬って過ごしてきました。しかし、昨今の日本人は科学技術の発展と経済成長の名のもとに、その様な人智の及ばぬものへの崇敬を忘れ、非科学的だと言われる事象からは目を背け、唯我独尊のごとく振舞ってしまっているのではないかと感じてしまいます。
現在、世界的に流行しているコロナ等の疫病も、ウイルス等の概念が無い時代では、様々な厄神や妖の名のもとに畏れられ、畏れ敬うものとして多くの絵師が描き、奉られていました。
本来、恐怖は生きる上で非常に重要な感情であり、恐怖があるからこそ人は自身の生命に危険を及ぼすものへの回避行動がとれます。現在の我々は、科学技術という免罪符により、様々な事象の正体を暴いたかのように恐怖を忘れ過ごしています。しかし、現在のコロナウイルスの世界的な流行を鑑みるに、未だ私達が世界の全てを解明するには程遠く、現在は非科学的だと思われている事象にこそ、実は物事の本質が現れているのかもしれません。
今回の「妖 – ayakashi – 展」では、過去から連綿と引き継がれている妖怪や怪異のイメージに着目し、人間の感じる畏れとは何か、人智の及ばぬものへの恐怖と崇敬を今一度掘り起こし、物事の本質を感じとることの大切さを改めて意識して頂ければと思い今回のグループ展を企画いたしました。
各作家の思い描く「妖」をぜひご高覧ください。
Artas Gallery 村上 博史
浦川大志企画展「線と_」
参加作家
浦川大志、清川漠、BIEN、丸山零、名もなき実昌(順不同・敬称略)
2021年4月29日(木) – 5月9日(日)
11:00 – 19:00
期間中無休
入場料無料
Artas Gallery
812 – 0025
博多区店屋町4-8 蝶和ビル205
092 – 287 – 5599
artas.fun/ad/gallery
本展は、福岡を拠点として活動する浦川大志が、特徴的な線を用いて絵画を制作する若手作家を集め、その表現をドローイングを通して検証するといった試みを元に開催します。
デジタルイメージが流通する中で、身体を伴って制作される絵画、特に直感的かつ身体的な線を有するドローイングは、単に絵画の下絵(設計図)としてではなく、それ自体を独立した作品としてとらえるだけの意味合いを持つとともに、その中に見える現代における平面やイメージへの眼差しを私たちに示してくるでしょう。それは、デジタル的なイメージがいかに私たちの身体にインプットされているか示しているのではなく、現代において変化し続ける社会やひととのかかわりの間に立つ私たちの実存と結びついているのです。
会場では各作家の作品が展示されますが、それらは空間の中でうつろい、煙のように周囲の揺らぎを取り入れて、私たちの思考や認識をやわらかに変えて行くでしょう。
浦川 大志
ごあいさつ
この度Artas Galleryでは、作品制作以外のアート活動にも勢力的に挑戦している作家をリスペクトすべく、アーティスト活動を行いながらキュレーターとしても活動する作家に注目し、Artas Galleryにて共同で企画展を開催するプロジェクトを立ち上げました。その第一弾として、福岡を拠点に国内外でアーティストとして活躍し、グループ展等のキュレーションも手掛ける 浦川 大志 氏に企画展を行って頂くこととなりました。
インターネットやSNS等が蔓延した情報化社会と呼ばれる現代、パソコンやスマートフォン等のディスプレイを通して視覚情報に寄って得られる大量の電子的な情報は、表された情報を非現実的に感じさせてしまいます。その様な環境にさらされ続けた我々は、五感を通して得られる現実の情報も希薄化し非現実化してしまっています。浦川氏はその様な一種の非現実化してしまった現実を、あえてアナログな手法を用い、キャンバスへと描き出します。独特なグラデーションにも代表される氏の画風は、溢れ、混在し、何が真実で、何が偽りかもわからなくなってしまっている現代の中で、現実を救い取り、事象というグラデーションを幾層にも重ね合わせ、世に溢れるモノの本質を描き出しています。
今回の展覧会では、浦川氏を中心に、作家の描く「線 drawing」に注目した企画展を行うこととなりました。
作品に現れた線は、作家が一筆一筆、自身の手、腕、身体全体を行使し、キャンバスに描き出したものです。そこには作家の全てが込められており、線の一本一本には、作家のその時の健康状態や感情等の精神の機微、作家を構成する様々な情報が込められていると言っても過言ではありません。
デジタルの全盛の時代となり、メディアアート等の機械的に表現される作品も出てきている昨今、また、コロナが蔓延し、人との接触が憚れている今だからこそ、改めて作家の身体性を感じることのできる「線」に注目した浦川氏の企画に賛同し、今回の展覧会を開催することとなりました。
ぜひ作家の全てが込められた「線」をご高覧ください。
Artas Gallery
代表
村上 博史
「線と_」によせて
Artas Galleryでは国内外問わず積極的に試みられているゲスト・キュレーターを招いての企画展を行います。
ゲスト・キュレーターには浦川大志さんを招き、Artas Galleryの外側からの視点で作品選定や展示構成を考えてもらい、場の新陳代謝を図るプログラムです。
Artas Galleryでもこれまでドローイングを中心にしたプロジェクトを行ってきたりと、アーティストの個性や心情がダイレクトに線の質感に色濃く反映される作品形態を大切にして参りました。
今回はアーティストとしても活動されている浦川大志さんの作品も含めて展示をして頂くお願いもしており、アーティストとしての側面からの視点からドローイング、「線」とは何かを感じて頂ければ幸いです。
2021.04.28
Artas Gallery
アートディレクター
峰松宏徳
※展覧会に関する注意事項
新型コロナウイルスの感染拡大の状況によっては、展示形態、日時の変更の可能性が御座います。
詳細などはギャラリーのSNS、ウェブサイトでご確認下さい。予めご了承下さい。
新型コロナウイルス感染症拡大防止に対する注意事項
・福岡での新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、展示形態、日時変更の可能性があります。
予めご了承下さい。※詳細はArtas GalleryのSNSとウェブサイトでご確認ください。
・Artas Galleryでは咳エチケットや新型ウイルス対策の励行活動をおこなっております。
・ご来場頂く方はマスクの着用をお願いしております。
・咳や発熱のある方、持病をお持ちの方や体調の優れない方のご参加はお控えください。
・妊婦の方のご参加はお控えください。
・消毒用アルコールの設置を行っております。手指消毒にご協力下さい。
・お客さま同士の適度な間隔を保つため、入場制限がございます。
・ギャラリー内は空気の入れ替えの為、ドアと窓の開放及び掃除と除菌作業を定期的に行っており、空調機2台(空気清浄モード)と空気清浄機を24時間稼働させております。
・お客様が来られた際は1.5メートル離れてお話させて頂きます。
・感染予防のためスタッフがマスクの着用をしております。
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