非接触の3人展「沈黙の中のエクリチュール」

非接触の3人展「沈黙の中のエクリチュール」

イベント名:非接触の3人展 「沈黙の中のエクリチュール」

開催場所:ZOOMを利用したオンライン

開催日:第一章 /4月23日~4月30日・第二章 / 5月15日~5月25日

料金:観覧無料

公式WEB:https://hironorim.wixsite.com/out-of-contact-ch2

2020年5月25日を以て、非接触の3人展『沈黙の中のエクリチュール』第二章を終了致しました。

2020年4月7日に発令された緊急事態宣言も、5月14日に福岡では解除されました。

福岡でも新型コロナウイルスと向き合いながら、徐々に新しい日常の模索が始まっております。

緊急事態宣言の下、このオンラインの展覧会はギャラリー、アーティストがコロナ禍において何が出来るかという、挑戦と実験でした。

第一章では、展覧会の関係者全員がオンラインとリモートで打ち合わせを行い、一切の接触をせずに、ギャラリーでの展覧会(をしている様にみせる)、「ディスプレイの中の仮想ギャラリー」空間を作る事を目的としました。

また仮想のアーティスト(人物)がグループの中に入っており、この展覧会を現代アートとして成り立たせる為のコンセプトの解説と肉付けを行いました。

第二章では緊急事態宣言下の福岡をテーマに、「無人の街」となった福岡という仮想空間の作成、作品の設置と同テーマでの作品制作を目的とし、この状況を記録としても残す事にしました。

特設展示会場として、第一章と第二章のメイン会場としてウェブサイトを作成し、展示期間中は毎日SNS(Facebook、Twitter、Instagram)を通した作品の発表を行っていきました。

今回の企画展示では有料コンテンツは作らず、緊急事態宣言下の福岡からアートの灯火を絶やさぬ為という意志の元に続行しています。

今後の新しいアートの形を目指す方向の1つとして、これからも引き続き、ウェブ、オンライン、リモートとアートの関係性の模索は続けて行きたいと思っております。

この企画を提案して頂いた神園さんと、この企画の続行を許可した当ギャラリーのオーナーに改めて感謝の意を表します。

医療従事者の皆様への深い感謝と平穏な日常がまた戻る事を願っております。

2020.05.26
Artas Gallery
峰松宏徳